生き方
小中の同級生が紅白に出場した事実を知り、何とも言えない焦燥感に襲われている。
よくよく考えてみれば、彼女は中学生の頃から声優になりたいという夢を持っており、自分を含む一般人が高校に通っている間にも、声優の専門学校に通っていた。昔から夢を追っていたのだ。
それに引き換え自分は何をしているのだろう。
ただ今ここにあるのは、人が夢を叶えた、有名になったということに対する嫉妬。羨望。
これがもっと遠い人なら良かった。しかしながら、小中学校の同級生。顔だってわかってしまう。
どうすればこの気持ちをなくせるんだろうか。
何かに挑戦していくべきなのだろうか。